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張クンと僕

 かつての同僚、張健業クン。
 今はナニをやっておられるのでしょうか・・・。

 彼との別れ際、「アソビにキテクダサイ」と手渡された名刺の裏には北京の住所が書かれていました。

 ど う し ろ と !
 

 アジア杯決勝「日の丸レプリカ」自粛要請(日刊スポーツ)

 わははは。4年後のオリンピックも自粛要請するのかね?
 どうしようもねぇな中華人民共和国。



 中国4000年の歴史!・・・嘘を吐け!!中華民国設立は1912年。未だ100年も経っていないのです。

 中国はね。
 支那ならば、夏・殷の遺跡を考えれば、4000年ぐらいはあるかもしれませんが。
 
 えーと、誤解なきよう言っておきますが、オイラは中華人民共和国は大嫌いですが、中国(支那)人は嫌いではありません。

 オイラは以前、支那人と一緒に仕事をしていた事もあるのです。

「会社のため? 冗談じゃねぇ! オイラは金のためにに働いているんだ!!」と社長の前で公言して憚らなかったオイラは入社直後に出向要員となってしまいました。税務署のオペレータ・製図会社の下働き、下水道局の電算室員・等を経験した後、オイラが飛ばされた先は東洋町の大手配管会社。社員用CIA製作チームでしたが・・・上司:支那人(キチガイ)、同僚:支那人(一般人)・・・オイラはかなり嫌われていたようです。

「はじめまして、チョウです」と名刺を出す同僚の張くん。
「チャウン(超雲)じゃなくてチャンフィ(張飛)のチョウですね」と、オイラ。

「え、歴史を知っていますね!!」と驚く張くん。存外にウマが合ったのか、昼飯で深川飯(あさりのぶっかけ御飯)・アナゴ丼とかを一緒に喰いに行くようになり、就業後も一緒に酒を飲むようになった。

 レストランや定食屋に入ろうとする張くんを居酒屋に連れ込む俺。
「こういうところはぼくははじめてです」とカタコトの日本語でオイラに話す彼、
「気にするんじゃねえよ、何事も最初は怖いものだ。経験を重ねればヨクなるぜ。SEXと同じさ」とオイラ。
 おら!海栗だ! おら!納豆だ!! おら!塩辛だ!!!!



 何故か箸の進まない張クン。
 日本の珍味を堪能している(であろう)張クンに教えてあげるオイラ。

「中国の名前の付け方に(伯仲淑季※)ってのがあるだろう?」

 
※伯仲淑季
 日本で言うならば「いろはに」・「甲乙丙丁」・「1234」
 便宜上長男の呼名(字)に「伯」次男に「仲」三男に「淑」四男に「季」の一文字を入れたコトによる。
 わかりやすく例えると、三国志の孫堅の子供が長男「孫策(字伯符)」次男「孫権(字仲謀)」三男「孫翊(字叔弼)」四男「孫匡(字季佐)」・・・てな具合。
 「司馬懿(字仲達)」ってのは次男坊なわけです。

「はい、今は名前と字は一緒になっていますが」と張クン。
「日本にも昔は約束があるのだよ」と俺。

「長男をイチローorタロー、次男をジロー、三男をサブロー」

「はい、知っています」
「ほう、じゃあ、この名前の意味も張クンは知っているんだね」
 箸袋にボールペンでアジアの人間ならば誰でも知っている人名を書いた。


 山本 五十六


 張クンはグレイの如く目を見開いたまま、石化していた。


 以下、明後日(かな)

 だって明日はアジアカップ決勝なんだもん。



 えーと、真実は親父が56歳のときに生まれたから五十六だそうです。
 オイラ知ってるから!! メールしなくていいよ。



 かつて・・・支那人と働いていた時のお話です。

 先日のアジアカップでブーイングかました馬鹿どもとは違い、支那人の同僚、張クンは天安門事件にも参加した生粋の民主主義擁護者&親日家。しかし、来日して日が浅く、派遣会社内も中国人が多いので滅多に日本人とは話をする機会がありません。
 そんな彼は同僚のオイラに色々な質問をしてきます。
 微力ながらも日支友好の為、忌憚無く答えようではありませんか!!・・・と考えていた20代のオイラ。

「日本人はクジラを食べるんですか?」
 
「静岡ではイルカも食うぞ」
「え、美味しいんですか?」
「イルカは食った事ないけど、クジラはウマい。尾の身の刺身はマグロ以上だし、生姜醤油に付けて焼いたクジラは凶悪だ、日本酒が進む!」

「クジラは頭良いですよ」

「バカは殺して食っても良いってことかな? つーか、中国人は犬食ってるじゃん」
 口篭もる張クンにトドメのヒトコト。
「食い物の文化は世界で様々。他の国の文化を否定してはいけませんぜ」
「わかった、ボクもクジラを食べてみる」と決断した彼を引き連れ居酒屋へ。

「思ったよりおいしいです」と、クジラ肉生姜鉄板焼を食べる張クン。
「この日本料理(酢の物)も食ってみろ」と差し出した【ナマコ酢】。
「これはおいしい!!」と感動する彼。

「日本はボクの知らない料理がたくさんあります。ありがとう」感謝されるオイラ。

 会計をするためレジの前へ。目に付いたのが大きな水槽。水槽を覗き込む張クン。
「コノ怪しい生物は何ですか?」
「君がおいしい!って叫んだナマコ」

 余りにも驚いた時、ヒトは無口になるそうです。
 眼前にその光景を眺める事になるとは・・・。


 以下次号・・・(かな?)


 今より7年以上前・・・支那人の張クンと仕事をしていた頃、まだPCはwindows98が発売されていませんでした。
 win3.1でも、一応の作業はできましたが、文字フォントなどは現在と比べ物にならないぐらい貧弱で、無論中国語フォントなど日本には皆無(あったのかもしれないけど入手が困難)。
 そんな中、北京に妻子を残している張クンのメール(当時は「電子メール」。「e-mail」って単語はまだ無かった)とは・・・

1)筆と墨汁でA4用紙に手書き。

2)ソイツをスキャナで読み込み、画像データを作成。

3)圧縮→メールに添付→送信

 といった具合。
 ハイテクノロジーとローテクノロジーを融合させていたのである。

 先日、このようなハイテクとローテクの融合を再び見る機会に恵まれました。



 8月8日・・・。オイラが北海道に帰省したその日のことです。

 朝一のヒコーキで北海道上陸、その後も電車・バスの乗り継ぎが芸術的にウマくいったオイラは正午過ぎには実家に到着することができました。
 早速友人たちにメール・・・返信してきたのはココのBBSでもお馴染みの○らむ氏である。


送信者:ぷ○む 件名:こちらは

本文:レース中~


 ??おお!そうか、○らむ氏の実家はサーキット場で今日は日曜日。お仕事ですか・・・。

 しかし、次のメールで飲み仲間の半数以上がアルバイトでサーキット場に居る事が判明。冷やかしに行くことにした。

「おや、帰ってきたの?ぷら○達はタワーにいるよ」と事務所でぷ○むママに言われるオイラ。
「たわーってアノ空母のブリッジみたいなヤツっすか?」
「丁度、最後の一時間耐久レースの前だから行っておいで」

 そんなわけで一路ブリッジへ。
タワー
neta110706-02.jpg
空母のブリッジ

 中に入ると・・・知人たち皆がドラクエの【くさったしたい】の如くフラフラになっていた。

「おい、ひょっとして卿たちが耐久レースをしていたのか?」
 そう尋ねるオイラに「朝からで疲れた」との返答。セイラさんなら「軟弱者!」とビンタかますトコですが、平和主義者のオイラは彼等を手伝う事に。

「じゃあチェックを頼む」

 なんじゃそれ・・・?
 

☆チエック☆
 ゴールラインをレース車が通過した場合、ゴール横のセンサーで通過時間がタワーの端末に送られる。
 しかし、ドノ車が通過したのか・・・それを計るのは【人間の目】だ!!

 まずは目視2名がゴールラインを通過した車のフロント面・サイド面に大きく書かれたNOを立て続けに給与明細票のような紙に書き続ける。

 そしてチェック者3名がタワー端末に送られたラップ順と給与明細票を読み上げチェック。

 ズレが無いのを確認してPC端末に入力。


 なにそれ?!

 この21世紀の世の中に・・・コンマ0.1秒を競うレースの裁定の中心を担うのが目視と手仕事ですか!!??

 休みなく送られてくるデータ→チェックするオイラ→入力→繰り返し


 一時間の耐久レース終了・・・そりゃあ疲れるわ。


「なあ、鈴鹿やル・マンでもこんな事して順位だしているのか?」
 【くさったしたい】の仲間入りを果たしたオイラはぷら○に尋ねた。

「いや、ああいった大手は車載のセンサーが付いているんだよ」
 やっぱりね・・・と安心したオイラに衝撃の言葉を告げる○らむ氏。

「でも、必ずチェックはしている。だってセンサーが故障したらレースそのものが成立しなくなってしまう。十勝(十勝スピードウェイ)や鈴鹿の様な大きなサーキットも・・・大きなサーキットだからこそ目視チェックは欠かしていない」と。


 ハイテクとローテクの融合ですよ旦那!



◇余談1◇

 ホントはね、8月9日か10日のネタの筈だったんだけどね、スタンドが発動しちゃったのさ。


◇余談2◇

 エッチDVD観ながらしびれふぐオナニーってのもハイテクとローテクの融合でしょうか?

 これは日支友好に青春を賭けた日本人YEKと支那人張クンの物語である。



 大学時代に義和団事件の論文を書いていた張クンと史学マニアのオイラは存外にウマが合った。

「中国はたくさんの時代と国(王朝)があります。でも、日本人が知っているのは三国志ばかりです」と、張クン。

「それはね、他の王朝が嫌いなんだよ」答えるオイラ。

「どうして?」

「君の国、建国と同時に功臣を殺すから。」

「・・・・」


 そう、もしも劉備が支那を統一したら関羽や張飛、諸葛亮を、孫権が統一したら周喩や甘寧、陸遜を、曹操が統一していたら、夏侯惇や夏侯淵を粛清していたに違いありません。
 そういう国なのです。
 仕事が一段落すれば、張クンとオイラはそんな話をしていました。

「ところで、YEKさん、またおもしろい日本の歴史を教えて下さいよ」

「前回は松永弾正少弼久秀だったな・・・よし、今日は『宮本武蔵』を教えてやろう」


「聞いた事があります。ケンドーの名人ですね・・・」


「ふふふ、それだけかな?」


宮本武蔵
neta110706-03.jpg
江戸時代初期の剣術家
生涯の戦いに於いて不覚をとったことが無いという。
neta110706-04.jpg 
しかし、吉岡一門、宍戸梅軒との戦いに勝利しても、
武蔵の心に残ったのは空しさだけであった。
戦乱の世が終焉を迎え、
己だけが殺人の術を見に付け何になるのだろうか・・・
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そして、悟った武蔵は隠居先の
熊本市西方の金峰山麓「霊巖洞」にて
「五輪書」を書き綴った。
neta110706-06.jpg
地・水・火・風・空の五編からなる五輪書。
それは、殺人技であった剣術を
心身を鍛えるため・・・スポーツ化するものである。
そう、この「五輪書」こそ現在のスポーツの祭典
「オリンピック」の「五輪の輪」なのだ!!!
neta110706-07.jpg


「おおお!!そうだったのか!!」



 ゴメン張クン、ウソなんだ・・・・


 初出:平成16年8月7日・12日・29日・9月10日
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近代オリンピック

近代オリンピックのことを「五輪」と呼ぶようになったのは1936年、当時、読売新聞の記者だった川本信正氏が宮本武蔵の「五輪書」を思い出し「五輪」と表現したのが始まりなのだそうです。
(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%BC%AA
だからYEKさんの与太話(失敬!)もあながち間違ってなかったのかも?(^_^;

ちなみに僕がこの話を知ったのは今年の頭にレンタルしたアニメ映画「宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-」(原案・脚本:押井守)でした。
いろんな深いネタが散りばめられてて、どのへんまでが監督の創作なのかわかんなくなりますが、世間一般の宮本武蔵に対する認識とはまた違った認識が得られるので面白いです。

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