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ラスト・ハルマゲドン

 ナツカシゲームのお話です。
 結構覚えてる人が多いようでホッとしました。

 このころのゲーム・・・もういちどやってみたいけど時間がない・・・

 

 「クロマティ」の名使うなと提訴 スポニチ)現在リンク切れ

 Wikipediaに、書いてあったんで追加・・・

7月に公開予定の映画「魁!!クロマティ高校THE☆MOVIE」に無断で名前を使われたとして、プロ野球の元巨人選手で米独立リーグ「サムライ・ベアーズ」監督のウォーレン・クロマティ氏が29日、配給元のメディア・スーツ(東京)を相手に、公開差し止めの仮処分を東京地裁に申し立てた。

<中略>

 クロマティ氏の代理人弁護士は「青少年の健全育成に努力しているのに、不良少年をテーマにした作品に姓が無断使用されたことに憤りを感じ、仮処分を申し立てた」としている。

 エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゜ ゜
 クロマティ高校・・・ピンチです!
 つーか、今まで許可って取ってなかったのね。TVアニメ化時とかに何らかの許可を取ったものかとおもっていました。
 個人的には龍騎の中の人がどのくらいの演技するのかとても興味があったのです。
 このまま公開停止になってしまうのでしょうか?

 思い返せばむかーしむかし、PCゲーム「ラストハルマゲドン」の続編も消えてしまいました。
 このラストハルマゲドンってのもある意味スゴイゲームです。

ラストハルマゲドン
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開発 ブレイングレイ
登場 1988年
種類 RPG
機種 いっぱい
値段 7800円

 RPGにおいて、ストーリーに感情移入できるかできないかはとても重要。その際に必要なのが主人公たちの設定やグラフィックです。可愛い女の子キャラや美形の敵キャラ等が出てくるのは近年のお約束だが、このゲームにはそう言ったものは一切出てきません。なにせこの舞台は人類滅亡後の世界。主人公は全員モンスター。スケルトンやゴブリン、スライム、ミノタウロス、ハーピー、スフィンクスなど、見るも不気味な連中ばかり、そして敵はエイリアン。

愛すべきキャラクター
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 まず、このバケモノキャラクターたちを三つのパーティに組み分けます。
 昼用・夜用・サルバンの日用(サルバンの日とは月に一日だけ訪れる特別な日)。
 12種のバケモノキャラクターそれぞれには活動時間が設定され、昼に活動するもの、夜に活動するもの、昼夜共に活動できるもの、サルバンの日のみ活動が可能なもの、これらを考えた上で、昼メンバー、夜メンバー、サルバンの日のメンバーと編成していく必要がある。

 つーか、戦闘画面なんて、左右のドッチが敵か最初わかりませんでした。

戦闘画面
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左が敵、右が味方キャラです。

  しかもそれぞれ文字を読める者やアイテムを作れる者など、いろいろ特徴があるため、偏った編成をしてしまうと迷宮の奥深くで発見されたメッセージを読めなかったり、回復アイテムを作れなかったりとかなりイタイ結果になります。また、気を付けるのは、昼夜などのメンバーの交代は、その時が来るといきなり変わるので、最初に続けてレベルアップできる昼や夜のメンバーが強くなったからと言って、あまり遠出をしていると、サルバンの日になったときに、レベルの低いバケモノキャラクターに代わってしまい瞬殺されることもあります。

くどいが味方キャラ
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 さて、まずやること。
 地上に残された108の石版を探す事です。

 (゜Д゜) ハア・・・108ィ?

 はい、広大なマップを歩き回り108の石版を探しましょう。


 現在のRPG全てが40時間程でクリアできるのに対し、この頃は文字通り無駄に長いゲームも結構あったのです。



 以下次号・・・かな?(自信ない)
 


 美男の敵も萌えるヒロインも全く登場しないRPG「ラストハルマゲドン」
 前半にやることは広さ30000マップ以上のフィールドから108枚の石版を探す事。

 飽きます。
 しかも、途中でパーティーが全滅したときなんか、ドコまで石版を見つけたのか解んなくなっちゃいます。
 この単純作業に何人ものプレイヤーが挫折しました。

 しかし、当時不良学生を謳歌していたオイラ。とりあえず「学校で睡眠→徹夜でゲーム」に生活サイクルを微調整し、連日愛らしいバケモノたちと石版探し。

 このゲームの特徴に、接近攻撃をすれば攻撃レベルが、特殊攻撃を使えば特殊能力レベルが、防御をすれば防御レベルが逃げれば悪運がそれぞれ上がります。
 戦闘開始直後に最大攻撃力を以って敵を屠ってきたオイラ。大概の敵なんかは1ターンで消し去っていたのです。当然物理攻撃レベルと特殊攻撃レベルは上がりますが逆に防御力・悪運はカス同然。
 先制攻撃を受けたり、1ターンで倒しそこなえば、それすなわち全滅のサインでした。

 そんなこんなで108枚の石版を全て探し当てたら「戻らずの塔」に挑むことになります。
 この塔は地球の歴史館。モンスターたちは人間が誕生してから、滅びるまでの歴史を勉強させられますが、こいつが秀逸。

恐竜時代
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「ようこそ、次の時代の支配者になる者達よ。
恐竜達がなぜ滅びたか、知っておいても損はなかろう。我々人類の歴史には、我がもの顔で地表をねり歩いた恐竜は氷河期という自然が起こした天変地異によって絶滅したとある。
しかし、西暦2053年ある偉大な科学者により、恐竜の化石から真実の歴史を聞きだすことに成功したのである。
それは、我々人類を驚かすには十分なものだった。
化石は我々にこう告げた。
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「我々は滅びたかった。単純な繰り返しを生きることに疲れてしまったのだ。ただ寝て起きるだけの生活には堪えられなかった。
そのため、弱い者を食い殺し少しずつでも滅亡の道を歩みたかった。
しかし子は生まれる。そして強い者は滅びることはできない。自然の定義とは何と皮肉なことか。
そんな時、天は我々の願いを聞き入れてくれた。異常な程の寒さが我々を襲ってくれたのだ。

これで滅ぶことができる。単純な毎日に終止符を打てるのだ・・・」

箱舟
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私はノアという男。神の声を聞いたのだ。この地を大洪水が襲うという声を。そして助かるために箱舟を作れということを。
その舟に乗れば助かるといわれた。私は一生懸命、箱舟を作った。もちろん誰にも教えなかった。
皆が一度に箱舟を作ったらとてもではないが木が足りない。誰が教えてやるものか!
ふん、自分だけが助かればよいのだから・・・しかし家族に見つかってしまった。
皆、自分だけが助かりたいから、この舟に自分達を乗せないと、このことを皆にばらすといった。
しょうがない、乗せてやることにした。そして食料用の動物達も・・・。

ナチス
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「私は、全てを知っていた。理解してしまったのだ。」 --ヒトラー談
「総統は偉いお方です。私はよくわかっていたのです。あの方が何をなさろうとしていたかを。
たとえ全人類を敵に回しても破壊を実行せねばならなかった苦しさは、誰にもわかってもらえぬものでした。
急ぎすぎてしまったのです。自然に逆らうには、やはり無理がありすぎました。
我々が時代にとって悪の象徴になってしまったのも仕方のないことです。
しかし総統の片腕として働いたことに悔いはありません。」 --ヒムラー談
このころ、人類にも滅亡を受け入れることのできるゆとりが生まれ始めた。
ヒトラーが滅亡の方程式に気付いたとて、何ら不思議なことはない。人類は生存を願い、それを邪魔するものを悪と呼んだ。
この時代に人類が学んだのは「絶望」である。神と悪魔が実在することに気付いていた者が果たして何人いたというのだろうか。

 と、斜に構えた説明は当時高校生だったオイラには斬新でした。
 なぜこういうものを見せられるのかという疑問がエンディングへの伏線なのですがね・・。

 そんなこんなで塔を登っていくと・・・

7F:壁に文字が書いてある。
「人類が滅んだ根源がこの階にある。見ていっても損はないと思う。
この巨大博物館も、これで終わりなのだから・・・」
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ガーゴイル「うおっ、何だこの光は・・・」
光の向こうから声が聞こえてきた。
「よく来た。諸君。生きとし生けるものは、全て最後は滅びる運命にある。
賢きものは、なおさらのこと。人類も、例外ではない。滅亡の根源、それは「進化」だ。
進化こそ、滅亡の定義である。
賢くなりすぎ、頂点を極めれば、後は消滅するしかない。
いや、そうならねばならないことを知る時が来るといった方がよいかもしれない。
君達は、気付いているかね?自分達も、いまこの過程を急速に歩んでいることを・・・
蛇足だが、人類を滅ぼしたのは、君達魔族ではないよ。
人類の心の中の悪魔だ。
戦争も、それに付随して起こった惨劇も、全ては、このせいだ。その悪魔が実体化されて、人類を滅ぼしたのである。
それほど人類の心はすさみきっていたのだよ。
君達は恐怖を覚えたはずだ。人類がとうの昔に、忘れてしまった感情をね。
今こそ、真の世界へ出向くがよい。
本当の地表をその目で確認し、新たなる旅立ちをするのだ。
もしかしたら、人類の犯した失敗を繰り返さないですむかもしれない・・・それは君達自身にかかっているのだからね。」
光が一瞬消えたかと思うと、そこには、はるかなる大地が広がっていた。
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ガーゴイル「これは・・・ここはどこだ。」
ゴブリン「地表だ。これが本当の地表だ・・・」
スケルトン「それでは我々が今まで地表だと思っていたのは地下だったというのか・・・」
ゴブリン「そうとしか思えん。あの戻らずの塔は、地下と地上をつなぐエレベーターだったのだ!」
サイクロプス「我々は・・・今まで何のために闘ってきたというのか・・・」
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一行の目の前には、一枚の石碑がそびえ立っていた。その石碑にはこう記されている。
「この星は、我がチリウス星系軍の軍門に降る」
ガーゴイル「すでに・・・地表は異星体に占領されていたのか」
ゴブリン「奴らは、我々の存在を知り、地下にまで攻勢をしかけてきたのだ。馬鹿にしやがって!」
スケルトン「地下を地表と思い込み、我々は息巻いていた。何というあさはかなことよ・・・」
サイクロプス「我々に・・・奴らを倒せるのか・・・そして、我々に滅亡を防ぐ手段はあるのか・・・」
ガーゴイル「我々は・・・どこから来た・・・何者なのだ・・・」

彼らは、今初めて恐れていた。これが恐怖心というものである。
自分達の想像をはるかに越えた現実を目の前にして、彼らはただ震えるばかりであった。
今、本当の地表を舞台に新たなるドラマが始まる。
第一部 完


 (゜Д゜) ハア??
 第一部完・・・?

 そう、これから第二部。

 この頃は文字通り無駄に長いゲームも結構あったのです。

(やべ、次回で終わるか??)



 萌えない系RPG「ラストハルマゲドン」

 このゲームね、自分のレベルが上がると「融合」ってイベントが発生します。
 この融合によって今まで防具を装備できなかったバケモノキャラが装備できたり、道具作成の特殊能力を得る事ができたりします。
 問題はグラフィック。融合を重ねるごとに原型を留めなくなっていくんだ。
 強くなるほど不気味に変化していくってどうよ?

 さて、地上に出たバケモノたちは人間がいたというファンタジーゾーン(聖域)の存在を知ります。
 しかし、聖域に入るためには全てのバケモノが「愛と優しさ」を知らなければならないの。

 地上のヘドロを見てスライムが、粘土細工を見てゴーレムが、蛇神のレリーフを見てジャイアントスネークが・・・原形を留めないバケモノたちが愛と優しさを知っていく。

 そして・・・

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巨大な門がある。奥から声が聞こえてきた。
「NOを入力してください。」
ガーゴイルは、メインコンピューターがはじきとばしだした紙に記されていたNOを入力した。
ガーゴイル「ここに、今までの全ての出来事を考え出した親玉がいるってわけだ。」
一行は中へと入っていった。
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8匹の魔物が出現した。
全ての魔族が一同に会したのである。
12人を、まばゆい光が包み込んだ。
スライム「ぐあっ、体が熱い。焼けるようだ・・・」
彼らはその場に倒れ込み、しばらくの時が流れた。
そして再び彼らが目覚めた時、その姿は異様に変ぼうしていた。
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それは紛れもなく、人間の姿であった。
ミノタウロス「どうしたというのだ。」
Aスフィンクス「これは・・・人間の体。」
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「ようこそ、待っていたよ。これが君達のそして私達の星だ。」
どこからともなく声が聞こえてきた。
12人は、いっせいに、その声の方向へ向きなおった。
それは異星体であった。
彼は優しくゆっくりと語りかけてきた。
「ようやく人間の感情を取り戻したようだね、私の肉体よ。」
ガーゴイル「肉体?」
異星体「そうだ。君達は精神の抜け殻となった肉体だったのだ。人類は滅亡を理解した時、はるか昔人間が忘れさった感情を取り戻すため一つのプロジェクトを計画した。
それは、自分達の肉体と精神を分離させてお互いを戦わせること。その時、肉体が戦いという逆境の中で本当の感情を思い出すことができたなら、再び肉体と精神は一つになり、新しい人類として生まれ変わる。
人類は、同じ失敗を繰り返さないよう、このプロジェクトに全てをかけたのだ。」
ドラゴンニュート「それでは、お前達がその精神だというのか・・・」
異星体「そう。人類は、全てを理解してこのプロジェクトを実行する精神に神という名をつけた。
そして、何もしらず憎しみの固まりとなった肉体に悪魔という名をつけた。我々は元々一つなのだ。全ては新しく生まれる人類のためなのだ。だましたとか、卑怯だとかいわないでほしい。」
ゴーレム「いまさら信じない訳にはいかないだろう。それに、もう戦うことは無意味だとわかったからね。我々は、これから何をすればいい?」
異星体「これより、私達は一つになる。
今までの戦いは全てイメージの中で起きていたこと。魔界や地下の世界など、もともとなかったのだから。
全ては肉体を覚せいさせるためのプロローグ・・・」
ハーピィ「一つになったら私達はどうなるの。」
異星体「全ての記憶は忘れるだろう。新しい世界を切り開くためには過去は邪魔になるからね。
但し、我々が未来、進むべく道を誤った時、潜在意識の中から神や悪魔が作りだされるかもしれない。
その時、人類は神も悪魔も元々は自分達だということに気付かないかもしれないがね。」
スケルトン「わくわくするじゃないか。今、本当に新しい歴史が始まるわけだ。もう俺達の準備はできているぜ。」
異星体「それでは、過去にお別れだ。」
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再び、12人をまばゆい閃光が包み込んだ。そこは美しい大地だった。無限に広がる草原に、12人の男女が静かに眠っている。
太陽の光りの暖かい祝福を受け、彼らはゆっくりと目覚め始めた。
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一人の男が口を開いた。
「とてもいい天気だ。」
それに女が答える。
「空がきれい。」
別の男が笑った。
「あー、腹が減ったな。」
空を見つめていた男がいたポツリとつぶやいた。
「これから、いろいろな事をしなくてはいけないな。忙しくなるぞ。」
すぐさま答える男がいた。
「でも、楽しみだ。」
一人がふとおもいついたように、しかし自信ありげにいった。
「そうだ、この地に名前をつけよう。地球・・・地球ってのはどうだい。」
女はにこやかに微笑んだ。
「地球・・・いい名前ね。」
12人は、思い思いに空を見上げた。
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今・・・地球の歴史が始まる・・・

 エンディングのスタッフロール。
 感動よりも、ようやく終わった安堵の吐息。



 数ヵ月後、PC雑誌にこのラストハルマゲドンの続編が発売される!
 しかもパロディ版!

 人類が滅亡して地球環境も激変した事により日本妖怪が宇宙に脱出、居住可能な星を見つけるもそこには・・・と言う脳味噌に梅毒が廻ったとしか思えないパロディ。当然モンスターも日本の妖怪に!!
 「キジムナー」「ぬりかべ」「こなきじじい」etc・・・

 その名も「妖怪変紀行」

 アホだ!アホすぎる!!
 でも、そういうの大好きだ!!

 一部のマニアの熱狂的期待を受けたこの作品は・・・発売されなかった!

 一説には登場させるはずの日本妖怪の多くが水木しげる御大の著作権に引っかかっていたためと言われています。


 きちんと許可は取ろうねー♪


 ↑このヒトコト言う為に三日を費やしました。


 初出:平成17年6月30日・7月1日・2日
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